2022年9月30日、ついに待望のRyzen 7000シリーズが国内で販売開始となりました。
Zen4アーキテクチャとSocket5を採用した新しいCPUとのことで、非常に注目されています。しかし、いかんせん「高い」ですよね。
そこで今回は、Ryzen 7000シリーズがいつ頃安くなるのかを過去の事例を参考にしながら考えてみたいと思います。
Ryzen7000シリーズの価格
では早速ですがRyzen7000シリーズのスペックと価格について見ていきましょう。
・Ryzen 9 7950X 16コア32スレッド 4.5~5.7GHz 170W:117800円
・Ryzen 9 7900X 12コア24スレッド 4.7~5.6GHz 170W:92500円
・Ryzen 7 7700X 8コア16スレッド 4.5~5.4GHz 105W:66800円
・Ryzen 5 7600X 6コア12スレッド 4.7~5.3GHz 105W:49900円
最上位は10万越え、というより大体12万円ですね。実売価格はもう少し下がると思いますが、しばらくは11万円台中盤で推移すると思います。
最も売れそうな「Ryzen 7 7700X」と「Ryzen 5 7600X」がそれぞれ6.5万円と5万円。円安の影響もあると思いますが、個人的には高いと感じてしまいます。
このラインはそれぞれ5万、3.5万円くらいで出してほしかったですね。特にRyzen 5 7600Xは、いわゆる「ミドルレンジ最上位」であり、最もよく売れるクラスのひとつ。
歴代のCPUを見ても、ミドルレンジの最上位は3万円台後半から4万円前後が大半でしたから、一気に5万円は少し抵抗を感じてしまいます。
Ryzen 7000シリーズが安くなるのはいつ?
大半の人が気になるのは「いつ安くなるのか?」だと思いますが、過去の例を思い出してみると大体1年半~2年後くらいにはかなり安くなっていましたね。
古い例で恐縮ですが、Intelの「Core 2 Quad Q6600」は2007年年始の発売当初11万円でしたが、2008年の後半には3万円程度まで落ち着いていました。
そう考えると、まだまだ手を出すの早いような気がしますが、すでに一部の新し物好きの人々は購入を決めているようです。
しかし、Ryzen7000シリーズの問題は他にもあります。
そもそもワンセット揃えるのが異常に高い
Rynzen 7000シリーズはDDR5メモリやSocket5対応マザーボードなど、周辺のパーツも買い替えなければその恩恵を体感できません。
ちなみにDDR5メモリは16GB(8GB×2)で大体2~3万円程度、Ryzen7000シリーズ対応マザーボード(X670チップセット)が5~10万円程度です。
どちらもすさまじく高いですね…。特にマザーボードが異常なほど高いので、必然的にCPUを入れ替えるだけで15万円ほどかかってしまいます。
BTO価格も高止まりが続きそうだが…?
ちなみにドスパラの公式サイトをチェックしてみると、Ryzen 5 7600X+RTX 3060搭載のミドルレンジモデルが約28万円。
やはりRyzen7000シリーズで組むとかなり高額ですね。普通ならばハイエンドモデルの価格です。最上位の7900X搭載モデルは約42万円ですから妥当なのは間違いないのですが、決して手を出しやすい価格ではないですよね。
それでも、パーツ自体の価格が高いので決して「割高」というわけではないのです。BTO各社は十分に良心的な価格で出しており、自作したとしてもそれほど節約にはなりません。
どうしても欲しい方以外は、少なくとも来年春までは価格の推移を見守ったほうが良いかと思います。
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