中古パソコンは手ごろな価格で購入可能であり、昨今の半導体不足による新品価格上昇もあり人気が高くなっています。通常中古パソコンを販売する際、販売業者は再販売用ライセンスを取得しなければなりませんがライセンスにも種類があり購入後に正規ライセンスかどうか確認する上で大きな違いがあります。そこで今回は、中古パソコンの購入前に確認しておきたい再販売用ライセンスについてご紹介します。
Microsoft Authorized Refurbisher(MAR)とMicrosoft Registered Refurbisher(MRR)
MARは認証ラベルが一枚のみですが、MRRはMAR認証ラベルにMicrosoft登録パートナー再生パソコン企業のMRRラベルが追加された計2枚となっています。認証ラベル自体の偽物が流通していることを考えると、MMRの方がより安心できます。最近では大手オンライン販売サイトでもライセンス違反の中古パソコンが大量に格安販売されており、偽物のMAR認証ラベルが添付されています。MMRなら認証ラベルが2枚あり、それぞれの発行業者を調べることで正規ライセンスであることを確認できます。
認証ラベルにはプロダクトキーが省略されたものがある
認証ラベルはプロダクトキーが印字されたCoAシールと印字されていない物の2種類があり、2022年現在はCoAシールが大半を占めます。そしてプロダクトキーが印字されていない物はデジタルCoAシールやGMRLシールと呼ばれ、マザーボードにプロダクトキーが紐付いています。このデジタルCoAシールはWindowsロゴマークと名称の表記しかない小さな簡易ラベルであり、一見すると偽物のような見た目で安心感はほぼありません。しかもMicrosoftの公式サイトに見本や紹介もほとんどなく、ごく一部のネットショップや違法なライセンスを扱う業者も偽物の認証ラベルを多用している関係で注意を必要とします。
プロダクトキーがないといろいろな場面で困ることになる
安心感の薄いデジタルCoAシール・GMRLシールですが、プロダクトキーが分からないという大きな問題はあらゆる場面でユーザーを窮地に陥れることになります。マザーボードとライセンスが紐付けられている関係でマザーボード交換=ライセンス喪失になるのはもちろん、回避するにはWindowsライセンスをMicrosoftアカウントに紐付けし、修理後・ハードウェア変更後のパソコンへログインしなければなりません。これまでならプロダクトキーの入力だけで済んだ作業をMicrosoftアカウント経由で行う必要が発生し、一定期間アクセスしないとアカウントそのものが消失するMicrosoftの仕様によりライセンスがあやふやになりやすい状況を生んでいます。しかもプロダクトキーが印字されたCoAシールは2021年で発行終了しており、今後はデジタルCoAシール・GMRLシールが主流となります。
まとめ
認証ラベルが1枚だけでプロダクトキーの印字がないタイプが増えているMARライセンスの中古パソコンはユーザーへの印象も悪く、再認証でつまずく可能性が格段に増えます。また、中古故にトラブル時のサポートがあまり期待出来ないことを踏まえると、リスクの多いMARライセンスよりもMRRライセンスの中古パソコンのほうがより安心して購入できます。もし中古パソコンを購入するならMicrosoft登録パートナー再生パソコン企業が販売するMRRライセンス認証ラベル付きの製品をおすすめします。
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