Windows10は年に2回大型アップデートがあり、その度に様々なトラブルが起きています。そのためアップデート後に以前のバージョンへ戻せるようにバックアップが重要ですが、高機能なバックアップソフトウェアを購入したりマイナーな無償バックアップソフトウェアの独自性に慣れるまでに時間がかかるなど面倒な一面もあります。
しかしWindowsには標準機能でOS全体のバックアップを取得する機能があり、活用すれば必要最小限の手間でドライブ丸ごとのバックアップも可能です。
そこで今回はWindowsの標準機能でCドライブのバックアップを取得する方法と注意点についてご紹介します。
バックアップの操作は「設定」アプリから簡単に実行可能
スタートメニューから「設定」→「更新とセキュリティ」→「バックアップ」→「バックアップと復元に移動」へ進むと別なウィンドウが開き、左側のメニューから「システムイメージの作成」を選ぶとOSのバックアップイメージデータが作成出来ます。イメージデータはCドライブ以外のローカルディスクやNAS、2TB以下ならBDディスクへ保存できます。
システム修復ディスクはインストールメディアで代用可能
バックアップイメージを使ってOSを復元する方法には大きく2つあり、OSが起動した状態で復元する方法とUSBメモリやDVDディスクから起動し復元する方法があります。
多くの場合はOSが起動しない場合に備えてバックアップイメージを作るため、非常時に備えて修復ディスクを作ることが通例でしたが現在はインストールメディアに含まれており、わざわざ修復ディスクを作成する必要はありません。
また修復ディスクは製作した時よりOSのバージョンが上がると使用できず、メジャーバージョンアップ後に毎回作り直しが必要ということもあり、必要になったときに別のパソコンでインストールメディアを作る方が現実的です。
バックアップ対象にはCドライブの全てのデータが含まれる上、イメージデータは容量が大きい
市販されているバックアップソフトウェアならTEMPフォルダやブラウザのキャッシュといった削除しても支障がないファイル群を除外してバックアップされますが、OS標準機能を使うと除外されません。
バックアップ前にディスククリーンアップを実行しておくことをおすすめします。またバックアップイメージはファイルを圧縮することでCドライブの使用容量よりも小さくなることが一般的ですが、OS標準機能では圧縮率が低く保存先の空き容量確認が欠かせません。
さらに圧縮率が低いにも関わらずイメージ作成にかかる時間も非常に長く、HDDへWindowsをインストールしているパソコンでは数時間に及ぶことも珍しくありません。
タスクスケジューラに手動追加すれば自動バックアップも可能
OS標準のバックアップ機能はwbadminコマンドからも可能であり、タスクスケジューラに追加すれば任意のタイミングで自動実行させることも可能です。
SSDなど高速な内部ストレージを搭載したパソコンでなければ1時間以上かかってしまいますが、Windowsアップデートが配信される第2水曜日直前に自動バックアップさせればいざという時にすぐに復旧できます。
まとめ
無償ながらWindows標準のバックアップ機能は必要最小限の機能を持ち合わせており、初めてイメージバックアップを始めたり、コストをかけずに確実なバックアップ環境を作りたいなら十分役に立ちます。
市販のソフトウェアのような高い圧縮率やゴミファイルの除外機能はありませんが、準備なしでいきなり始められるという点では他の製品に及びません。
もしバックアップを始めようと思った際はWindows標準のバックアップ機能を真っ先に試してみることをおすすめします。
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