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企業向けChrome OSのChrome Enterprise

安価で操作が簡単なChromeBookは一般家庭だけでなく学校教育や法人でも採用されています。ChromeBookのOSは文字通りChrome OSであり、LinuxをベースにGoogleが開発したものです。

Chrome OSは無償公開されており、派生形も存在しますが企業利用・業務利用へ特化したバージョンもリリースされています。そこで今回は企業向けChrome OSのChrome Enterpriseについてご紹介します。

LinuxベースなのでWindowsよりもセキュリティが高い

Linuxはセキュリティに強く、そのLinuxをベースに開発されたChrome Enterpriseも同様です。OS起動時のシステムファイル改変チェックや、厳密な管理者権限管理により、Windowsよりも脆弱性が少ないセキュリティ面で頼れるOSになっています。

しかし、Windowsのような自由度が低いという弊害もありソフトウェア開発など一部の職種には不向きです。

Chrome Enterprise搭載パソコンを購入するか有償アップグレードで入手可能

Chrome EnterpriseはOS単体では提供されておらず、Chrome Enterpriseがプリインストールされたパソコンを購入するか、Chrome Bookからアップグレードすることで入手できます。

アップグレードは導入台数次第で買い取り方式ライセンスやサブスクリプション方式が選択可能です。市販されているChrome Enterprise製品はIntel Core iシリーズ搭載の高スペックなものや、超小型デスクトップタイプのものが登場しているため、安価で低スペックなChrome Bookからアップグレードするよりも快適に動作します。

G Suiteなど他のサービスと併用すればすべての端末を一元管理しやすく、利用の幅が広がる

Chrome Enterpriseは企業向けということもあり、個々のChrome Enterprise製品をまとめて管理できるようになっています。機能制限はもちろん、アプリの一括導入や許可設定も管理者権限でまとめて行えるので一般的なWindowsパソコンよりも管理にかける時間や手間が少なくなります。

また、Googleのグループワーク向け製品のG Suiteとも連携すればデータのやり取りや共同編集も容易な上、セキュリティ面でも心配がありません。

また仮想サービスと連携し、仮想化されたWindows上で動作するソフトウェアで業務を行う・Windowsパソコンにリモート接続するなどソフトウェア資産を生かしつつ安全性を確保可能です。

まとめ

Chrome OSはゆっくりではありますが着実にシェアを伸ばしており、管理が重要な企業や団体では今後も採用が増えていく見込みです。

Windowsと違い、ライセンスが安くクラウドの使用を前提としたOSにも関わらずセキュリティ面で強いという独自のメリットは非常に強力といえます。

もしパソコンの大規模な入れ替えや管理で困っているならChrome Enterprise搭載パソコンへの切り替えを検討してみることをおすすめます。

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