ゲーム配信サービスSteamのLinux強化が発表されてから再び注目されているLinux OSですが今使っているWindowsと共存させることも可能です。しかしLinux ディストリビューションは数が多く初心者にはどのLinuxを選ぶべきか・具体的なインストール方法についても不安になることが多々あります。そこで今回はゲーミングPCへLinux OSを導入してゲームプレイするまでの手順についてご紹介します。
Linuxディストリビューションはubuntu一択
日本ではLinuxディストリビューションのひとつであるCent OSのシェアが多いものの、世界的にはubuntuが圧倒的なシェアを誇ります。シェアが多いほうがトラブル解決につながる情報や設定に関する情報が多く、いざという時に知りたいことがすぐに分かるというメリットがあります。後述のSteamクライアントもLinux版はubuntuが推奨されています。
ストレージを追加してWindowsとは別のSSDへubuntuインストールがお勧め
ひとつのSSDにWindowsとubuntuをインストールしてゲーミングPC起動時にOSを選ぶという方法もありますが、Windows10は半年ごとの大型バージョンアップでどんな不具合が発生するか予測できないため別ストレージへのubuntuインストールがお勧めです。
もしubuntuの操作性を体験したい際はインストールしなくてもインストールディスクからubuntuを起動して試すことが出来ます。
ubuntuのインストールは簡単
ubuntuのインストールディスクから起動するとそのままインストールウィザードへ進み解説を見ながら進めることが出来ます。途中でインストール構成を選ぶことが出来ますがインストールが終わった後から追加インストールも可能なため基本構成のままでも問題ありません。
ubuntuのインストール後はグラフィックボードメーカーの公式ドライバをインストールします。ゲーミングPCによってはスムーズにインストールが進まないこともありますが最近ではLinuxでもグラフィックボードを多用する時代になったことで解決方法はネット検索ですぐに見つかります。
Steamクライアントを導入すればWindowsとほとんど変わらないプレイ環境
SteamのWEBサイトからLinux用クライアントをダウンロードするとそのままインストールへ進みます。ここまで完了すればゲームプレイ環境の完成です。Windows版しかリリースされていないゲームもLinux用クライアントがWindowsをエミュレートしてubuntu上でプレイできるだけでなく、SteamVRはもちろんSteamコントローラーも使用可能です。
Linuxは往年の名作ゲームの宝庫
Steamに限らずLinuxは様々なジャンルのゲームをプレイできることはあまり知られていません。実際には3Dゲームからボードゲームまで幅広いジャンルの名作が多く、Windowsではプレイできないゲームもありubuntuをインストールしたら是非プレイしてみることをお勧めします。
まとめ
Windows10ではLinux用プログラムをエミュレートするWindows Subsystem for LinuxがリリースされるなどLinuxが注目を浴びています。そのLinuxの中でもubuntuの開発目標は「誰にでも使いやすい最新の安定したLinux OS」でありゲームメインのユーザーでも非常に分かりやすく扱いやすくなっています。Windowsしか使ったことがないユーザーも一度はLinuxを体験してその驚異的な安定性を実感してみてはいかがでしょうか。
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