ゲームサウンドは臨場感を向上する上で必須な要素ですが、再生環境は住宅事情の兼ね合いもありヘッドフォンが根強く支持されています。今回はゲーミングパソコン向けのヘッドフォンアンプについてご紹介しいます。
ゲーミングマザーボードならオンボードのサウンドデバイスで十分な場合もある
上位モデルのゲーミングマザーボードの場合、サウンドデバイスも一定以上の品質を備えているモデルも存在します。そのような場合はわざわざヘッドフォンアンプを追加するメリットは少ないと言えます。
ヘッドフォンアンプはノイズが入りにくく高音質
ヘッドフォンアンプ搭載のサウンドデバイスはUSB接続やPCI Express接続が主流でボリュームを上げてもノイズが入りにくく高音質という特徴があります。価格は数千円から数万円と幅があるもの、6000円を超える製品ならばオンボードのサウンドデバイスよりも高品質です。再生だけでなくマイクの接続やミキシングをする際も底ノイズで録音できるためゲーム実況ユーザーにも選ばれます。
ホームシアタースピーカーやコンポがあるなら光デジタル出力で繋がる
ヘッドフォンアンプの中には光デジタルオーディオ端子やBluetoothも備えている製品があります。そのような機種ならゲーム中はヘッドフォン、音楽を聴く時はシアタースピーカーという使い分けができます。
光デジタルオーディオ端子はマザーボードに搭載されていないため、高音質なスピーカーシステムと接続するために必須の接続端子を備えているかどうかは重要です。ただし光デジタルオーディオ端子には角形タイプと丸形タイプの2種類が存在するため、接続ケーブルを購入する際は形状のチェックが欠かせません。
光デジタルオーディオケーブルは折り曲げると中で折れて二度と使えなくなるため優しく取り扱いましょう。
アンプ及びサウンドデバイスの性能
音質の性能はS/N比・サンプリングレートで比較できます。S/N比は数値が大きいほど雑音やノイズが少なくクリアなサウンドになります。サンプリングレートはCDが16bit/44.1 kHz、DVDが24bit/48kHz以上、ブルーレイは24bit/48kHz以上が目安です。サンプリングレートの数値が高いほど高音質です。
パソコンショップで体験コーナーがある場合はサウンドデバイスの設定でサンプリングレートを変更すると聞き比べが出来るため、はじめてサウンドデバイスを購入する際は参考になります。
またシアタースピーカー等と接続する際は接続する機器のスペックと釣り合いがとれるサウンドデバイスを選ぶ必要があります。どちらかが高性能すぎるとメリットがないため、同じようなスペック同士のサウンドデバイスとスピーカーを選びたいところです。
まとめ
サウンドデバイスを追加するなら24bit/96kHzや24bit/192kHz以上のハイレゾ対応製品を選ぶと長く付き合えるだけでなく、FPSなど音が重要なオンラインゲームでも有効に使うことができます。「プロゲーマー使用ならコレ!おすすめゲーミングヘッドセット3選」で解説したように勝ち負けのあるゲームではサウンドの重要性が増します。
5.1チャンネル対応のアンプとヘッドフォンなら背後から近づく音も分かり臨場感の向上はもちろんFPSの勝率も左右するため、本格的にゲームプレイしたい方はグラフィックボードだけでなくサウンドにもこだわることをお勧めします。
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