ゲームハードと異なりゲーミングPCにはハードウェア・ソフトウェアのメンテナンスがあります。全くメンテナンスせずに使い続けることもできますが、いざ問題が起きると原因の特定や解決に膨大な時間を必要とします。今回はゲーミングPCを安心して使い続けるためのアップデートについてご紹介します。
バグが存在しないソフトウェアはない
どんなソフトもドライバも必ずバグがあります。メーカーが製品サポートを続ける限りバグを修正するためのアップデート版をリリースしますが、ユーザーがインストールしなければバグはそのままです。バグはゲームの正常動作に影響が出るものやOSが起動できなくなるなど影響する範囲も様々ですが、どれも放置することで発生する確率が高くなることは共通しています。
更新内容が不明なアップデートは要注意
通常アップデートや修正プログラムがリリースされると何が変わったのか更新内容の開示がある場合がほとんどですが、ごく希に詳細情報の開示がないこともあります。その多くが公表するとバグを悪用されることでユーザーが不利益を被ったり、メーカーの評判が下がったりするような致命的な不具合の修正版をリリースしたケースです。内容が分からないこそ放置しがちですが、非常に重要な修正が入っている可能性を考慮して早めにアップデートをお勧めします。
国ごとに異なるアップデート文化
日本やアジア圏ではアップデートのリリース間隔がまちまちで数ヶ月もアップデートがないことも珍しくありません。一方欧州圏では定期的にアップデートの提供されることが一般的で月に数回提供されることもあります。それ故に特定のバージョンだけで発生するバグや不具合もあり、どのバージョンへアップデートしたかメモを付けておくと原因特定が早くなることがあります。
ドライバの更新
マザーボードやグラフィックボードなどパーツの型番を調べ、パーツメーカーサイトから最新版のドライバへ更新します。NVIDIAの公式ドライバだけはアップデート前に最新版で不具合やトラブルの報告事例がないかネット検索します。ゲームクライアントによっては特定のバージョンで不具合が発生するケースもあるためゲームの運営サポートサイトも要チェックです。
BTOパソコンはBTOメーカーサイトからダウンロードしますが、一年以上ドライバの更新がないなら各パーツメーカーからダウンロードします。しかしBIOSだけはマザーボードメーカー純正のバージョンへ上げると製品保証が消えるため控えましょう。パーツの数だけ更新チェックが必要なため手間はかかりますが、バグの修正だけでなくゲームパフォーマンスが向上するアップデートの場合もありますので諦めずにひとつひとつチェックしましょう。
BIOSやファームウェアのアップデート作業は慎重に
以前はハードルが高かったBIOSとファームウェアのアップデートですが、最近ではWIndows上から簡単に更新できるようになった製品が主流です。しかし、この二つだけはストレージへ書き込むのではなく、基板上のROMへ書き込むため失敗するとやり直しがきかない点に注意です。
マザーボードであればBIOSが起動出来なくなるため修理が必要になります。作業中に電源を切ることはもちろん、アップデート中にパソコンの動作が遅くアップデートプログラムが応答しなくなっても決して強制終了させず、完了画面がでるまで何もせず見守りましょう。
Windowsアップデートは第2水曜日に配信される
緊急アップデートを除き、毎月第2水曜日にWindowsアップデートが配信されます。パソコンを使わない日であっても起動させておくだけで更新が進むため、マザーボードにスケジュール起動の機能がある際はセットしておくと自動で起動しアップデートも終わらせてくれるためお勧めです。
アップデートが多いときは作業前にバックアップで備える
バックアップソフトを使っている場合は大量にアップデートする前にOS丸ごとのバックアップを取っておくとアップデート失敗や不具合発生時に戻すことが出来ます。グラフィックドライバのようにアップデートすることで逆にトラブルが発生する可能がわずかにあるため、念には念を入れて臨むといざという時に助かります。
まとめ
最近ではCPUの脆弱性問題が報じられるなどアップデートの重要性が高まっています。ドライバが更新されていないか調べてアップデートするという作業の繰り返しはどうしても面倒に感じてしまいますが、いつか起きるかもしれないトラブルを抱えながらパソコンを使うよりも積極的にトラブルの元を潰して快適なゲームプレイ環境を維持しましょう。
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