いろんな商品を扱っているドン・キホーテは家電の自社ブランドにも力を入れており、ここ数年はパソコンもリリースしています。その中でも他のメーカーがほとんど参入しなくなった超小型パソコンが度々注目を集めており、ガジェット好きや安く持ち運べるWindows環境を求めるユーザーの支持を集めています。2022年4月にはその最新版となるモデル「NANOTE NEXT」をリリースし、以前よりも使い勝手の良いものとなっていますが前モデルと同様に価格は3万円前半と抑えられています。そこで今回は、低価格な超小型パソコンNANOTE NEXTについてご紹介します。
価格は変わらず基本スペックが向上した正統進化版
3世代目となるNANOTE NEXTはCPUがPentium N4200からPentium J4205へ刷新され、約1~2割程度性能が向上しています。またストレージがeMMCからSSDへ変更されたことでレスポンスも向上し体感性も良くなっています。これ以外の8GBメインメモリや7インチながら解像度が横1920ピクセル縦1200ピクセルのタッチパネル液晶などは変わりありません。性能面でボトルネックとなる部分がモデルチェンジで改善されており、正に正統進化版と言えます。
Wi-FiやBluetoothは変わらず低スペックなままでWindows11の動作も不安が残る
基本性能が向上した一方で、Wi-Fiは802.11 bgnのみ、Bluetoothも4.0と極端に古いのは前モデルから変わりません。LANポート未搭載のため、Wi-FiやBluetoothに頼ることが主になるだけに極端に古い規格のままというのは速度面で不利です。もちろん必要最低限の水準は満たしてはいるので、税込み32,780円という低価格ということも考慮するとそこまで悪くはありません。しかし、Windows11の動作保証に関してはリリース日の時点でサポートCPUリストにPentium J4205は記載がなく、前モデルもWindows11アップグレードチェックで弾かれていることからプリインストールされているWindows10のまま使用するほかないと予想されます。
WEBミーティングや簡単なOfficeファイルの編集なら十分すぎるスペックに違いはない
マイクやWEBカメラを搭載しており、この一台でオンラインミーティングへの参加が可能な上、メインメモリ8GBと低価格帯のパソコンとしては珍しく余裕があり快適に動作します。また画面サイズが10.1インチ以下のため無料でOffice Mobileの簡易編集機能が使用可能です。ノートパソコンとして一通りの機能と性能は持ち合わせており、一般的な用途なら十分すぎるスペックと言えます。
まとめ
タブレット端末や大画面スマホの普及でUMPCをリリースするメーカーは減少しており、NANOTE NEXTも他メーカーのOEM品ながら貴重な存在です。もちろんコストダウンのためWi-Fiなど旧規格のままというデメリットこそありますが、その分コストパフォーマンスに優れており、コンパクトなパソコンを求めるユーザーのニーズを満たすことができる製品と言えるのではないでしょうか。
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