パソコンの心臓と表現される電源ユニット。その最も大切なスペックが容量です。パーツ構成に適した電源容量を有することで、きちんと動作するようになります。
ゲーミングPCの場合はグラフィックボードが最も容量を必要とするため、グラフィックボードを基準に電源ユニットを選ぶのがおすすめです。
電源容量が足りないと?
そもそも電源容量が不足したらどうなるのでしょうか?いくつかパターンがあるのですが、最悪パソコンが起動しません。次の段階だとパソコンは起動するけどグラフィックボードが動作しません。
ちょっと容量が足りないくらいだと、一見きちんと動作するように見えて、実はグラフィックボードの性能が100%出ません。つまりいずれにしてもゲーミングPCを買うなら、容量の多い電源ユニットを使う必要があります。
グラフィックボード別の推奨電源容量
グラフィックボードメーカーの「PALIT」は各グラボ別に推奨電源容量を公開してくれています。グラフィックボードの種類別に推奨電源容量を以下にまとめてみます。
グラフィックボード | パソコンの推奨電源容量 |
---|---|
GeForce GTX1650 | 300W |
GeForce GTX1660 | 450W |
GeForce GTX1660Ti | 450W |
GeForce RTX2060 | 500W |
GeForce RTX2070 | 550W |
GeForce RTX2080 | 650W |
GeForce RTX2080Ti | 650W |
ミドルスペックまでなら500W、ハイスペック以上なら700W以上を推奨しています。だからどのゲーミングPCを買うにしても700~800W程度の電源ユニットを購入しておけば大丈夫です。
ただしSLIのようにグラフィックボードを2枚搭載する場合は1000Wや1200Wを必要とします。
BTOゲーミングPCの電源容量は適切か?
ではBTOゲーミングPCに搭載されている電源ユニットの容量はどうなっているのでしょうか?G-TuneのデスクトップゲーミングPCの電源ユニットを調べてみました。
ゲーミングPC | 電源ユニットの容量 |
---|---|
GTX1660Ti + Core i5-9400 | 500W |
RTX2060 + Core i7-8700 | 700W |
RTX2070 + Core i7-9700K | 700W |
RTX2080 + Core i7-9700K | 700W |
RTX2080Ti + Core i9-9900K | 800W |
どのゲーミングPCも推奨電源容量を越えています。G-Tuneは品質の高さで有名なこともあり、余裕を持ったパーツ構成になっています。だから少なくともG-TuneのゲーミングPCを買えば、電源容量不足なんてことは絶対にありません。
>> G-TuneのゲーミングPCをグラフィックボード別に比較
80PLUSに要注意
電源ユニットのスペックには容量以外に80PLUS認証もあります。80PLUS認証とは電力変換効率を定めた規格で、上位ランクになるほど効率的に電力に変換してくれます。
下位のランクだと500Wの電源ユニットでも450Wくらいにしかならないので注意が必要です。それに上位ランクのほうが発熱も少なくなるので、私は80PLUS GOLD以上の電源ユニットをおすすめします。
詳しくは「G-Tuneの電源はどれがいい?容量と80PLUSをアップグレードしよう!」の記事をご覧ください。
グラボ交換に備えて電源容量に余裕をもたせる
ゲーミングPCを買うなら「将来的にパーツを交換するか?」という視点も持っておきたいです。例えば今ゲーミングPCを購入しても、3年後にグラフィックボードだけを交換するかもしれません。
というか私はそうしていますし、パソコンにある程度詳しい人も同じです。だから将来に備えた電源ユニット選びを考えたいです。
もしかしたらハイスペックなグラフィックボードに交換するかもしれません。となると500Wでは足りません。せめて700Wにはしておきたいです。このように電源容量に余裕を持たせておいたほうが将来困りません。
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