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頭の良さとゲームのうまさの関係性を整理してみる

ゲーム好きの間では「ゲームがうまい=頭が良い」と考える人が少なくないようです。実は私もその一人で、ゲームのうまさと頭の良さには一定の関係があると感じています

しかし、ゲームといってもさまざまなジャンルがあり、頭の良さにも種類があります。そこで、ゲームのうまさと頭の良さの相互関係について考察してみたいと思います。

頭の良さとは何か

まず頭の良さについてですが、よく言われるのは「回転の速さ」や「記憶力」ですよね。しかし最近では「問題解決の速さ」や「柔軟な発想力」のほうが頭の良さとして表現されることが多いと思います。

頭の良さをざっと整理してみると、以下のようになるのではないでしょうか。

論理的思考力

物事を順序だてて、かつ整理しながら分析し、因果関係を把握する能力

空間認識能力

物体の配置や図形の変換など空間的な情報を処理する能力

短期記憶と情報処理能力

情報の保持と取扱いに関する能力

判断力、意思決定力

与えられた情報から最適な選択を迅速に行う能力

創造力

新しいアイディアや解決策を生み出す能力

以上を踏まえたうえで、ゲームとの関係性を考えてみたいと思います。

どの「頭の良さ」がゲームに関係するか

リアルタイムストラテジーゲームやパズルゲームは、状況判断や戦術の立案、迅速な反応などを必要とします。また、失敗や挑戦を繰り返しながら新たな戦略や解決策を見つけ出す能力も問われますよね。

ということでRTSやパズルゲームでは「論理的思考力」「空間認識能力」「情報処理能力」「判断力・意思決定力」が必要だと考えられます。時間制限が常にある状態でこれらを駆使するので、学校の試験と少し似ているかもしれません。

一方、FPSなどでは、高速で膨大な情報を処理しながら正確な判断を下しつづけることが重要であり、「短期記憶と情報処理能力」「判断力・意思決定力」が何よりも重要です。

この2つに加えて反射神経や動体視力も優れていると、すぐに良いスコアを出せそうです。FPSについては特に判断力の差が強さに結び付きやすいと思います。

ただしFPSといっても、フォートナイトのように建築の要素が入ってくると、空間認識能力や創造力も必要になってきます。フォートナイトは戦闘に「建築による地形の変動」を組み込んだ点が特徴であり、さらに広い頭の良さが必要になったことが人気の理由ではないでしょうか。

近年ヒットするタイトルは「複数の頭の良さを組み合わせること」が前提となっていて、単に記憶力が良い人や判断力に優れる人はあまり良いスコアを出せないように思います。

学歴や偏差値の関係性はそれほど強くない

アマチュアゲーマーの中には高学歴、高偏差値な人が結構いますが、さすがにプロになると学歴や偏差値とは切り離されてくるようです。

プロになるために進学や就職のための訓練をストップし、純粋にゲームの上達だけに時間を割くようになるからでしょうね。

ただし、私の肌感覚ですと「本気で勉強に取り組んだらかなり成績が良さそうな人」は大勢います。特に社会人になってから「頭が良いな」と感じる人は、ゲーム好きが多かったような気がします。

前述の5種類の頭の良さをバランスよく持っていて、どんなゲームでもすぐにクリアしてしまう人、身近に一人くらいいませんか?機会があれば、彼らの思考や言動をじっくり観察してみてください。

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