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メインメモリの規格について。選び方やDDR3 DDR4などの違いは?

データを一時的に記録するパーツであるメモリ。メモリ容量についてはよく語られますが、いざ増設しようとした際に、知っておかなければならないのがメモリの「規格」についてです。特にPCを自作する際は、メモリの規格について最低限頭に入れておかないと、メモリを買ってもマザーボードに挿せないといったケースが起こりがちです。

本記事では、メモリの規格の見方についてまとめました。基礎知識や用語、型番の見方など、初心者が知っておくべきことをご紹介します。

メインメモリの規格

メインメモリの規格には、以下の種類があります。下に行くほど新しい規格となっています。

  • DRAM(Dynamic Random Access Memory)
  • SDRAM (Synchronous Dynamic Random Access Memory)
  • DDR SDRAM
  • DDR2 SDRAM
  • DDR3 SDRAM
  • DDR4 SDRAM

DRAM、SDRAMとは

メモリ(メインメモリ)の規格は、PCが一般に普及し始めた時期から目まぐるしく変遷しています。DRAMは「揮発性メモリ」とも呼ばれる、一時データを保存するための記憶媒体として初期のパソコンに搭載されていました。

SDRAMは正式名称をSDR(Single Data Rate) DDRAMといい、DRAMの転送速度、消費電力を効率化した後継モデルです。DRAMとはコネクタ形状が異なっており、互換性がありません。

主流のメインメモリ規格「DDR SDRAM」世代

現在主流となっているメインメモリ規格は、上記のDRAM、SDRAMの後継であるDDR SDRAM世代(以下、DDR)です。DDRはSDRAMの2倍以上の転送速度を利用でき、動作電圧も異なっています。

DDRは、DDR~DDR4まで登場していますが、2017年現在販売されているBTOパソコンに搭載されているのは、ほとんどがDDR4メモリとなっています。ノートパソコンやビジネス向けデスクトップには、安価なDDR3メモリが使われている場合があります。

DDR3 SDRAM

2007年に登場した、DDR2の後継モデルです。ピン数は240ピンで、一世代前のPCは大半がこの規格です。DDRメモリは、「PC3-10600」「PC3-8500」など、速度が異なるメモリでも両者を組み合わせて動作させることができます。なお、その際の速度は低速のメモリに合わせられます。

DDR4 SDRAM

DDR3 SDRAMの後継で、現在主流となっている規格です。Skylake(第6)世代のCPUがこのDDR4規格に対応しており、2016年以降に販売されたBTOパソコンは、ほぼこのDDR4規格のメモリを搭載しています。

転送速度はDDR2 SDRAMの約4倍、DDR3 SDRAMの約2倍と、非常に転送効率がよく、消費電力も低くなっています。

DDR3とDDR4は互換性がない

DDR3とDDR4は完全に別規格となっており、それぞれ対応したマザーボードが異なっています。新しいDDR4対応のマザーボードに、中古のDDR3メモリを買ってきて挿そうとしても、互換性がないため扱うことができません。

そのため、DDR3のメモリからDDR4に換装したい場合は、マザーボードをDDR4対応のものに変更する必要があります。DDR4かDDR3かどうかは製品パッケージに記載されておりますので、ほぼ間違うことはありませんが、中古のメモリを買う際は気をつけましょう。

メモリは規格選びが重要

先程説明したとおり、メモリはそれぞれ対応した規格である必要があります。現在ではDDR3とDDR4が主流となっていますので、メモリを購入する際は規格をよく見て購入するようにしましょう。

規格だけでなく容量についても詳しく解説している「ゲーミングPCのメモリは8GBと16GBのどっちがおすすめか」の記事も是非ご覧ください。

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